清姫 長坂しほり(アンティーヌ)
映画、テレビ、舞台などで活躍。主な出演作、映 画「必殺ⅳ恨みはらします」深作欣二監督、「愛について東京」柳町光男監督、「 写楽」「瀬戸内ムーンライトセレナーデ」篠田正浩監督、吉本100本映画「盆栽少女」パラダイス山元監督、「ファイナル・ジャッジメント」浜本正機監督、「 のどぼとけ」深作健太監督。テレビ「すずらん 」「女優杏子」「 暴れん坊将軍」「 相棒13元旦スペシャル 」 「天使と悪魔」。舞 台「墨詩「良寛」母の抄、 「溺れる家族 」「ロックンロールエアポート」(主役) 、二人芝居「芝浜」ラジオ・NHKFMタウン「夏の庭」 NHKラジオドラマ「ふたりぼっち」 などレギュラー出演作も多い。
さまざまなジャンルで活躍しているしほりさんは新潟の出身。あぁ、なるほど東北美人だなぁと思いました。おつきあいしてみると、ちょっと私と似ていて、しっかりしているようでおっちょこちょいなところもあります…ふふふ。
美しさだけではなく、女優としての芯も併せ持っています。納得するまでいろいろと質問をしてきまが、これは、しっかりと自分のものにしようとしているからです。だから、舞台に立っている姿が美しいのだと思います。もちろん、スタイルも含めて…
私、思いますに、こうした作品のヒロインを演じる女優さんというのは、体型を維持するのは役者としての心掛けに思います。
清姫の姿をとくと御覧あれ!!
天音 前園恵子(劇団前進座)
薄田研二演技研究所、劇団前進座付属俳優養成所3期を経て前進座に入る。
「新釈源氏物語」主演のほか、「たいこどんどん」「夢千代日記日記」説経節「さんしょう太夫」「出雲の阿国」など舞台を中心に活躍。全国をとび歩いてます。私も何度も舞台を拝見しておりますが、存在感があるのに出しゃばらず、それでいて舞台に印象を残す女優さんです。先日、衣裳合わせがありましたが、衣裳を身につけたとたん女優の顔になっていました。表情が自然に変わるのです。これって、実は裏方冥利。
昔から舞台は普通の人が変化(へんげ・能ばかりじゃないのです)して神に芸能を奉納する空間。時代とともに神から観客へ御覧頂く芸能になりましたけれど、まして普通の人が普通に舞台で演じる現代ですが、私などは役者の魂にふれたと感じて嬉しくなります。
前園さんとはもう何年も前からの知りあいですが、お会いしても軽く会釈をする程度でしたから、清姫異聞でご一緒させていただくことになり、とっても嬉しい!! と緊張しつつもワクワクしています。
織幡 荘司美代子(東京演劇アンサンブル)
10才で芝居を始める。ということは、今年で…す、凄い!!
俳優座7期。劇団新人会、東京演劇アンサンブルを経て現在に至る。舞台「真夏の夜の夢」「出口なし」「シェークスピア至急入用」。映画「荒城の月」猪俣勝人作、監督。テレビ「バス通り裏」「ダイヤル110番」声優・ムーミン…ミムラねえさん。スーパーマン…ロイス。ケロッコデメタン…デメタンのお母さん。千年女優…千代子。などなど出演作は数えきれません…
とても気さくで素敵な美代子さんです。喜多道枝さんの後輩でお友達。ご紹介をいただいた初対面から、あれやこれやと年齢を忘れて意気投合。大大先輩なのに、とってもやさしいんですよ。
美代子さんの語りの会にお邪魔しました。まるで舞台装置のような雰囲気の喫茶店。繰り広げられる美代子さんの魔法。まるでお伽噺の国に迷い込んだような時間でした。
後進の育成にも力を注いでいらして、HCCアカデミィーの講師としても活躍していらっしゃいます。
ホント、若い人達の活躍の場も必要ですね。先輩とともに舞台に立つことはとっても大事ですから。う〜む。美代子さんとお話をしていて考えさせられます。
阿字 白石奈緒美(愛企画)
共同組合日本俳優連合理事。TBS放送劇団第4期生。東宝に入社。舞台、映画、テレビなどで活躍。近年の主な出演作。舞台、北村和夫演出「女の一生」「お静の雪」「十三夜」「堀川波鼓」「明治一代女」「蝦夷地別件」など出演作多数。月刊誌きらめきに女優白石奈緒美を連載中。高齢社会ジャーナルの編集長をするなど文才も豊です。著書に「料理上手で愛される」「恋女房志願」「折々に女は美しい」「料理のきめ手は愛ひとつまみ」などがあり、「薬罐」の論文でも知られる料理研究家としての顔も持っています。
とっても気さくなお人柄とお気遣いには恐縮するばかりですが、それ以上に、漲るパワーに圧倒されます。そして、ものを観る目の確かさ。長年にわたり第一線で活躍をされている方というのは、こうしたところにあるのかもしれません。
人生の先輩であり、演劇の大先輩ですが、芸術を愛する心は垣根を超えて、生意気もまた、よし、なのだと思います。どうぞ宜しくお願い致します!!